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NISTEP注目科学技術 - 2022_E354

有機薄膜太陽電池。
有機半導体と呼ばれる有機材料を光変換層に用いる太陽電池技術。
太陽電池デバイスが軽量で機械的柔軟性に優れる特長があるため、建物の窓、壁や曲面部分などへの設置自由度が高い。
また、塗布工程で製造できるので、低コスト化やトータルのエネルギー効率に優れる可能性を秘めている。

経済性を度外視すれば、有機薄膜太陽電池を実用化することは現状でも可能である。
有機薄膜太陽電池の普及のためには、経済性の改善が必要であり、エネルギー変換効率と使用寿命の改善が必要である。
現在、エネルギー変換効率と使用寿命の改善の研究開発が進展している。

・有機薄膜太陽電池用の有機半導体材料の開発
・有機薄膜太陽電池の製造装置（量産技術）の開発
・有機薄膜太陽電池のアプリケーション開発（特にシリコン系太陽電池に優位性がある使い方）