NISTEP注目科学技術 - 2022_E350
概要
世界が脱炭素社会に向けた取り組みを強化して いく中、わが国でも政府が2050年に温室効果ガス の排出量を実質ゼロにする方向を打ち出しまし た。その実現のためには循環型社会の形成が不可 欠であり、環境負荷をかけない材料やエネルギー をもとにした製品づくりや資源循環利用の仕組み を確立することが急務であり、そのための技術開 発を促進していくことが求められています。循環 型社会構築に向け循環型社会は、できる限り地球 資源を大切に使い、廃棄物を出さないように、さらに出した廃棄物もできる限り再利用しようとす る環境と調和・共生する社会です。
エコ ものづくり研究会は、次の4つの理念に基 づき、環境と調和・共生する先進的で世界的競争 力のあるものづくり産業を目指すことを目的とし て研究開発です。
エコ ものづくり研究会は、次の4つの理念に基 づき、環境と調和・共生する先進的で世界的競争 力のあるものづくり産業を目指すことを目的とし て研究開発です。
キーワード
エコモノづくり / ゼロエミション / 循環型社会の構築
ID | 2022_E350 |
---|---|
調査回 | 2022 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 団体 |
専門分野 | 環境 |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 64 (環境保全対策) |
分析データ クラスタ | 29 (社会心理学・行動経済学) |
研究段階
木質バイオマス発電所で生じる木灰を,育苗や育林の肥料として地場利用することは,木灰の有効利 用及び地域における資源循環の観点から望ましい。しかし木灰は粉体であり,飛散しやすく扱いにくい上,植物 の成長にとって有用な窒素に乏しい。そこで我々は,木灰に食品残渣と組み合わせて堆肥化の検討を進めて、環境農業に向けて、ゼロエミションを目指しています。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
木質バイオマス発電所で生じる木灰を利用して、食品残差と組み合わせた有機堆肥を作るには、安定した食品残差の回収システムと分別システムが、需要な課題です。国が、J-クレジット制度を作ったので、バイオ炭との組み合わせた有機栽培に活用されることが、ポイントです。