NISTEP注目科学技術 - 2022_E349
概要
脳の動作原理及び、意識に関する理論の構築。いまだに脳がどのようにして我々の思考や意識を生成しているのか明らかになっていない。近年、脳の動作原理として知覚の自由エネルギーが提案され、意識の定量化として統合情報理論が提案されている。これらの脳の理論が完成すれば、精神疾患に対してメカニズムに基づいた治療法の開発や、健常者の能力のエンパワーメント、さらにロボット等の人工物への実装によって人に近い知性を持つエージェントを構築することが可能になる。
キーワード
理論神経科学 / 統合情報理論 / 脳の自由エネルギー原理
ID | 2022_E349 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 公的機関 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | 中 |
実現時期 | 10年以降 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 61 (人間情報学) |
分析データ クラスタ | 33 (脳科学・心理学・認知科学) |
研究段階
脳の動作原理として知覚の自由エネルギーが提案され、意識の定量化として統合情報理論が提案されているものの、実際の脳での計測や実証研究は、計測技術の問題や計算コスト等によって現段階では容易ではない。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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