NISTEP注目科学技術 - 2022_E345

概要
二酸化炭素の大幅削減に貢献するであろうCO2からの燃料,化成品の合成と,その際に生じる副生水を分離回収し、水電解で水素を製造し、再度CO2との反応へリサイクルするシステムの構築に注目しています。
キーワード
CO2回収・利用 / 低コスト・低エネルギーCO2固定化 / 化石資源由来製品代替化
ID 2022_E345
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 エネルギー
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 64 (環境保全対策)
分析データ クラスタ 31 (環境化学)
研究段階
各反応を進行させるための触媒の開発は順調に進んでいるが、例えば反応・分離を同時に行う膜反応器を用いることで、高純度の目的物を得ながら、副生水を回収する技術はまだ研究段階である。一方、回収した水から電解で水素を製造する技術は既存でも構わないが、より高効率に製造できる電解技術が開発されれば、それに越したことはない。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
システム設計はそれほど難しくない、一番の難点は反応・分離を同時に行い、高純度の目的物を得ながら、副生水を回収する技術の開発かと思われる。