NISTEP注目科学技術 - 2022_E344
概要
AIと有機合成
複雑な化合物の合成を人工知能に基づいて合成経路を設計し、実際に合成する技術。並びに、新規有機合成反応の進行を予測する技術
複雑な化合物の合成を人工知能に基づいて合成経路を設計し、実際に合成する技術。並びに、新規有機合成反応の進行を予測する技術
キーワード
データ駆動化学 / AI有機合成 / ケモインフォマティクス
ID | 2022_E344 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | 中 |
実現時期 | 10年以降 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 33 (有機化学) |
分析データ クラスタ | 32 (理化学/反応・触媒) |
研究段階
ケモインフォマティクスの原点は古くから物理有機化学分野で調べられてきた。現在、特定の有機合成反応における立体化学選択性の発現を左右する分子触媒の物理有機パラメーターを網羅的に回帰分析し、高選択的な触媒の設計が可能になりつつある。これは、特定の高難度分子変換反応の解析にとどまるものである。
これに対して、いくつかの反応データベース(SciFinder、Reaxys)などが多段階の合成経路を提案するソフトウェアを公開しているが、精度に課題がある、合成が困難な分子の合成へは適用できない。
今後、これらの技術が高まれば、より複雑な分子合成のトライアンドエラーが低減するはずである。
これに対して、いくつかの反応データベース(SciFinder、Reaxys)などが多段階の合成経路を提案するソフトウェアを公開しているが、精度に課題がある、合成が困難な分子の合成へは適用できない。
今後、これらの技術が高まれば、より複雑な分子合成のトライアンドエラーが低減するはずである。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
データベースへの登録数の増加と、分子の構造を正確に、かつ効率的に表すことができる記述子の開発