NISTEP注目科学技術 - 2022_E322

概要
AIを用いたタンパク質の立体構造解析:既にAlfaFold2が利用可能となっている。さらに膜結合タンパク質、リガンド結合予測、光合成の光化学系反応中心のような多数のタンパク質の会合による超複合体の解析にまで適合範囲が拡大することが期待される。
キーワード
高精度のタンパク質立体構造解析 / AlfaFold2 / タンパク質超複合体
ID 2022_E322
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ライフサイエンス
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 43 (分子レベルから細胞レベルの生物学)
分析データ クラスタ 42 (細胞生物学)
研究段階
既にモノマー可溶性タンパク質の高精度な立体構造解析予測が可能となり、ウェットな研究課題の策定に多大な貢献をし始めている。今後、クライオ電子顕微鏡や結晶構造解析による実証データを蓄積し、フィードバックさせることで、より高精度に、適合範囲を拡張可能と期待される。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
医薬産業への応用、新薬の創薬、タンパク質や抗体の分子デザインなど応用範囲は広範囲にわたる。AIの活用実証例として自動翻訳のDeepLと並んで革命的である。