NISTEP注目科学技術 - 2022_E314

概要
計算・情報科学(コンピューターシミュレーション)を利用して、様々な化学反応(有機合成反応、光反応、微粒子触媒、不均一触媒、相転移反応など)を予想して、
実験的な試行錯誤無しに、最適な反応条件を見出すアプローチ。
キーワード
マテリアルズ・インフォマティクス / シミュレーション / 化学反応予測
ID 2022_E314
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度
実現時期 5年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 27 (化学工学)
分析データ クラスタ 11 (理化学/エネルギー・脱炭素)
研究段階
学術研究では、一つの潮流(研究集団・プロジェクト)が形成されてきた(北大・ICReDDなど)。また、製薬会社では独自に技術を進めていると思われる。
今後、AI技術や量子コンピュータとの融合により、さらなる進展が見込まれる。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
有機化合物などの低分子では、計算のファクターが比較的少ないため、シミュレーションの精度が高めていけるが、生体高分子や合成高分子(マテリアル)などに適用する際には要素が莫大となり、また不確定要素も入ってくるため、近似化やモデル化、あるいはコンピューターの情報処理能力を上げるなど、技術的ブレイクスルーが必要と考えれる。