NISTEP注目科学技術 - 2022_E302
概要
2004年のグラフェンの発見以来、2次元材料の研究が急進展している。2次元物質の利点は、電界を印加することで、伝導度を自由に制御できるだけでなく、異なる2次元物質同士を重ね合わせることで、元の2次元物質とは全く異なる性質の特性を示すなど、新しい物質作製方法として近年注目を集めている。
キーワード
二次元材料 / 室温量子材料 / ハイブリッド材料
ID | 2022_E302 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ナノテクノロジー・材料 |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年以降10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 13 (物性物理学) |
分析データ クラスタ | 27 (理化学/半導体・ナノ・材料) |
研究段階
現在、グラフェンを中心とした研究が主であるが、今後様々な特性をもつ材料に応用可能である。一方で、実際の科学技術の実現に関して、得られる2次元材料がマイクロメートルサイズの小さなものに留まっている。大きなサイズの2次元膜も可能ではあるが、実際には結晶のクオリティが、スコッチテープを用いた手法に比べると圧倒的に劣っており、その部分の改善ができれば、今後大きなインパクトを与えることが期待される。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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