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NISTEP注目科学技術 - 2022_E298

ロボットによる研究作業の自動化

特定の作業（分注やプレートの移動）についてはすでにロボットが構築されているようです。しかし、ロボットアームのサイズと干渉する機会の操作、細かな失敗の検出とその対応については課題が多く、人間と同等の作業を実現するのはできていません。

ロボットが作業を失敗したときにその失敗を認識できないのは、失敗の理由が多岐にわたるせいかと思います。作業ロボットに学習機能をつけさせ対応させることができるといいのかもしれません。
日本では研究室に配属される学生の数も少なくなってきており、ポスドクを雇用できるような大型助成金を取れる人は限られています。つまり、研究者にアイデアがあっても実現できるだけのマンパワーがありません。こういった課題を作業の全自動化により解決できるのではないかと思います。しかし、こういったロボットが高額であると前述の問題と同じ状況であるため、安価に提供できるような状況を生み出す必要があります（つまりニーズが多くなる）。