NISTEP注目科学技術 - 2022_E270

概要
加速器を用いたホウ素中性子捕捉療法(BNCT)。加速器で生成される中性子を利用し、腫瘍細胞に標識されたホウ素との核反応により発生する飛程の短いアルファ線やリチウム粒子線を用いることで、直接腫瘍細胞だけを選択的に破壊する放射線治療法。加速器による中性子の活用を可能とすることで、従来原子炉由来の中性子源しか活用できなかった状況を改善し、各病院で利用可能となり広い普及が期待される技術。
キーワード
放射線 / 加速器 / 中性子 / がん治療
ID 2022_E270
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 15 (素粒子、原子核、宇宙物理学)
分析データ クラスタ 37 (電磁波・光学・レーザー・光半導体)
研究段階
茨城県のプロジェクトを含む各所で臨床研究が行われている。「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」のBNCT治療に対しては保険適用(2020年時点)。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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