NISTEP注目科学技術 - 2022_E263

概要
シングルセルレベルのマルチオミクス解析に基づく細胞分化過程の理解
シングルセルレベルの発現情報解析に基づくtrajectory解析に、ゲノム編集による細胞系譜解析を組み合わせることで、細胞の分裂・分化の過程が明らかになりつつある。今後はそれらに加えてエピゲノムやプロテオーム情報が統合されることで、さらなる理解が進むことが期待される。
キーワード
シングルセル解析 / マルチモーダル / DNAイベントレコーダー
ID 2022_E263
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ライフサイエンス
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 43 (分子レベルから細胞レベルの生物学)
分析データ クラスタ 41 (発生・分化・幹細胞)
研究段階
ゲノムやトランスクリプトームについては実験的手法が確立され、研究成果が蓄積されてきている。それに対して、エピゲノムやプロテオームのシングセル解析はまだデータ量の問題が解決できていない。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
大規模なデータをいかに解析し、人間が理解できるような形に落とし込むか、情報科学的方法論の進展が必須である。