NISTEP注目科学技術 - 2022_E260
概要
現在の計算機はデータをメインメモリに保存する.演算の際にはメインメモリからCPUにデータを転送し,演算結果はメインメモリに転送して保存する.
この方式は,メインメモリとCPUの間のデータ転送がボトルネックとなり,性能が頭打ちになるうえ,データ転送で多くのエネルギーが消費される.
そこで,CPUにデータを転送せず,メモリモジュールの近くやメモリ素子の近くで計算を行う,near memory computingやprocessing in memoryという技術が開発されている.
この技術をデータセンターに応用することで,計算の効率化や消費電力の削減が期待できる.
この方式は,メインメモリとCPUの間のデータ転送がボトルネックとなり,性能が頭打ちになるうえ,データ転送で多くのエネルギーが消費される.
そこで,CPUにデータを転送せず,メモリモジュールの近くやメモリ素子の近くで計算を行う,near memory computingやprocessing in memoryという技術が開発されている.
この技術をデータセンターに応用することで,計算の効率化や消費電力の削減が期待できる.
キーワード
低消費電力な情報処理 / PIM (processing in memory) / near memory computing
ID | 2022_E260 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | 情報通信 |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 60 (情報科学、情報工学) |
分析データ クラスタ | 38 (計算機・電気通信・通信デバイス・量子計算機) |
研究段階
既に様々な方式が模索され試験実装されているが,実用には至っていない.ハードウェアの研究はある程度行われているが,それを利用するソフトウェアの研究は少ない.
https://arxiv.org/pdf/2012.03112.pdf
https://arxiv.org/pdf/2012.03112.pdf
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
適したアプリケーション領域の解明
ソフトウェアの開発環境の整備
ソフトウェアの開発環境の整備