NISTEP注目科学技術 - 2022_E248

概要
テラヘルツ波を利用した100 Gbps超のB5G/6G向け無線伝送技術.
キーワード
Beyond 5G / 6G / テラヘルツ / 化合物半導体
ID 2022_E248
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 企業
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 21 (電気電子工学)
分析データ クラスタ 38 (計算機・電気通信・通信デバイス・量子計算機)
研究段階
現在デモンストレーションのフェーズではあるものの,数年内にフィージビリティの研究にシフトすると考えられる.
5G技術の次世代技術として各国の研究開発競争は非常に熾烈.
宇宙応用とも関わる部分でもあるため,早期の弾込め,投資,国家的な戦略による研究遂行が必要である.
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
デバイス分野,無線通信分野の人材育成が急務.
現状ではAI人材の拡充が叫ばれているものの,上記の人材育成も非常に重要である.

また,半導体分野への投資も言わずもがな重要である.
本邦はSi半導体の分野でかつてほどの勢いを失っているが,材料・分析技術では世界トップクラスの技術力をいまだ保有している.

化合物半導体などの材料系基礎に対するモノづくりの土壌をはぐくみ,
6G,もしくはさらに次世代の通信技術開発(あるいは宇宙開発,国防技術開発)競争になった際に日本がイニシアティブをとり,新興国と将来も互角以上に戦うために,戦略的な技術投資といざというときのカードを増やすことが,今後10 - 20年でますます重要になる.