NISTEP注目科学技術 - 2022_E244
概要
生体分子の恒常性維持機構を積極的に利用することを中分子サイズのbivalentな化合物によって実現する技術である。以前より非臨床で研究が進んでおり、現在では臨床試験での検証も多く行われている。多くは米国バイオテックが手動して進めている技術である。
キーワード
Degrader / Bivalent molecule / 中分し
ID | 2022_E244 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 企業 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年以降10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 43 (分子レベルから細胞レベルの生物学) |
分析データ クラスタ | 6 (分子生物学/診断・治療) |
研究段階
PROTACに代表されるBivalentな分子によりタンパク質や他の生体分子の分解を制御する。多くの臨床開発品が検証されているが、今後E3 ligaseの種類や別の生体制御機構を中分子サイズの化合物によって制御する治療法開発がますます進むと考えられる。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
大手製薬企業でも検討されている技術ではベンチャー企業が主体となって臨床開発を進めている技術であるが、米国の企業が多い。日本アカデミアでも研究されているが、社会実装に向けたベンチャー企業が多く立ち上がる様子はなく、アカデミア研究者への知財のサポートが非常に重要だと考える。