NISTEP注目科学技術 - 2022_E238

概要
新興感染症、特にウイルス性感染症に対するワクチンは、mRNA型の実用化において従来に比べ開発期間を大幅に短縮できた。一方、今回のCovid-19に用いられたワクチンにおいては心筋症などの報告もあり、また、倦怠感、発熱と言う副反応を経験した接種者は、追加接種を忌避する傾向もあるため、これら副反応を抑制しつつ、十分な効果が期待出来るワクチンの開発が望まれる。その観点からはmRNA型に限らず従来から存在するワクチンやDNA型など新技術、さらに、アジュバントの開発などは不可欠であると考えられる。
キーワード
ワクチン / アジュバント / 新興・再興感染症
ID 2022_E238
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 企業
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 58 (社会医学、看護学)
分析データ クラスタ 60 (感染症・ワクチン・治療薬)
研究段階
医薬基盤研を中心としたワクチン、アジュバントの開発は以前より勢力的に進められており、安全性と効果を両立させる様々な材料が検討されている。そのなかで、例えばアジュバントであれば従来のアルミニウム化合物(アラム)から置き換え出来る様な無機塩、微粒子など候補が絞り込まれ、それら共通項は、粒子のサイズであるなど、設計時に具現化すべきアジュバントが備えるべきスペックが予め想像出来るようになってきている。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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