NISTEP注目科学技術 - 2022_E228
概要
携帯式DNAシークエンサーを用いた完全長ゲノム解読技術と病原体検出への応用。オックスフォードナノポア社2021年後半より、一塩基あたりの読み取り精度が99%と従来よりも10倍向上したロングリードシークエンス関連製品を販売開始した。こレラの製品を用いることにより、検査室レベルで、病原体ゲノムDNAの完全長解読が可能になり、病原体の早期検出、薬剤感受性予測、病原性の解、等への応用が期待される。また、本技術は病原体だけでなく、ヒトゲノム解読への応用も期待されるため、ゲノム診断の普及も期待できる。
キーワード
ナノポアシーケンサー / 病原体ゲノム検出 / ロングリードシークエンサー
ID | 2022_E228 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 団体 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 42 (獣医学、畜産学) |
分析データ クラスタ | 6 (分子生物学/診断・治療) |
研究段階
次世代型のナノポアシークエンサー関連試薬の販売が開始されており、現在、評価が進んでいる。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
本邦では臨床材料を用いた研究を実施するために、必要以上に厳しい倫理審査手続き等を要するため、評価試験を実施しづらい環境にある。