NISTEP注目科学技術 - 2022_E207

概要
有機太陽電池とスーパーキャパシタを統合したフレキシブルな光充電システムは、今後ウェアラブルデバイスやバイオデバイスにおいて、自己給電可能な独立電源として期待される技術です。有機太陽電池から直接充電すると電池の充放電が頻繁に生じるため、リチウムイオン電池や鉛蓄電池等の蓄電池では蓄電池が短時間で劣化してしまう欠点がありますが、スーパーキャパシタは繰り返し充放電に対して耐性があるため、今後需要が増していくと考えられます。
キーワード
光充電 / フレキシブル / 自己給電
ID 2022_E207
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 21 (電気電子工学)
分析データ クラスタ 38 (計算機・電気通信・通信デバイス・量子計算機)
研究段階
有機太陽電池は近年、新たな材料開発により効率が飛躍的に高まっており、実用化段階ですが、太陽光が弱かったり夜間の給電のために蓄電池との統合が期待されています。しかしながら、有機太陽電池から直接充電すると電池の充放電が頻繁に生じるため、リチウムイオン電池や鉛蓄電池等の蓄電池では蓄電池が短時間で劣化してしまう欠点があります。そこで、近年期待されているのが有機太陽電池とスーパーキャパシタとの統合型システムです。このシステムは、ここ数年で有力な論文誌にも研究成果が発表され始めてきており、これから基礎研究から応用研究へと移行していく段階である状況です。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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