NISTEP注目科学技術 - 2022_E178

概要
難分解性ポリマーの分解

ポリエチレンやポリプロピレンなどの難分解性ポリマーの分解技術への注目が高まっている。SDGsが国際的に叫ばれる昨今、今後爆発的に多くの研究者が本技術の開発に参画し、20-30年の間には社会実装される可能性もある。
キーワード
資源循環 / 難分解性ポリマー分解 / 再生可能資源
ID 2022_E178
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ライフサイエンス
専門度
実現時期 10年以降
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 64 (環境保全対策)
分析データ クラスタ 31 (環境化学)
研究段階
近年、低分子の変換として光や電気化学を駆使したラジカルケミストリーが再興し、低反応性炭化水素のC-H活性化・変換反応が可能となりつつある。いまはこの現象を起点とした結合形成(官能基化)が主な使用方法となっている。いずれもいまだ変換効率は低いものの、低反応性だった化合物の変換を可能にした点で多くの化学者の興味を引いているものと考えている。
今後はこのC-H活性化・変換を起点とし、ポリマーの主鎖を形成するC-C結合切断への展開が予想される。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
難分解性ポリマーのC-C結合切断を可能にする新たな反応体系の確立